はじめに
私は、Raspberry Piを使って、部屋の電気とクーラーは、「Hey Siri」で制御できるようになっています。
今回はこの私の「スマートホーム」について、少しご紹介したいと思います。
システム構成
ADRSIRという学習リモコン基板と、HomeBridgeというHomekit対応のライブラリを用いています。
学習リモコン、ってなにかっていうと、リモコンが出している赤外線をそっくりそのままコピーできるリモコン。複数の家電のリモコンを1個で扱えたりします。ラズパイにはGPIOがあって、色々な電子部品を制御できます。
ラズパイのGPIOにつなぐ形で、赤外線受光ユニットと送信LEDを組み合わせて、自作することも少しは考えました。電気回路の勉強にもなったかもしれませんが、その元気はありませんでした。ってことで、完成したものを買おうと。それがADRSIRというわけ。世の中何でも売ってますね。
この赤外線コードさえ記憶できれば、リモコンで制御する世の中の家電のほぼすべてを、IoT化できるわけです。
Homebridgeはコマンドを呼び出せるので、node.jsを使って、ADRSIRにコマンドを送る感じです。任意のコマンドを呼び出せるので、スクリプトを自由自在に作って、拡張し放題なんですね。これが、Rasberry Piを使うとてつもないメリット。
HomeBridgeはPm2でデーモン化しています。
また、LAN内WEBサーバーをRaspbery pi内に立ち上げ、Webベースでリモコンを表示できるようになっています。
IoT化したことによるメリットはこんな感じです。
- リモコンをいちいち探さなくていい
- 手がふさがっているときに音声で操作できるのが便利
- 布団の中で、ちょっと寒いな、と思えば、声でクーラーを切れる。これ便利。
そしてなにより、
- オートメーションを使うことで目覚まし代わりにできる
起床支援システム
Homekitには、「オートメーション」という機能があります。ただ、これを使うにはなぜかHomePodかiPadが必要なんですけどね。
オートメーションを使うと、家についたとき、とか、いろいろIFTTT的な使い方ができるんですが、私はこれをつかって、クーラーと電気を目覚まし代わりに使用しています。
これまで積み重ねてきたソリューション(光目覚まし時計など)を組み合わせることで、なんと5段構えの起床支援システム(目覚ましシステム)を構築しています。
⓪5:30 光目覚まし時計 Inti の照度が上がり始めます。
①5:45 まず、自室のクーラーの電源が自動的につきます。
②6:00 自室のシーリングライトの電源が入ります。
③6:00 iPhoneの「ベッドタイム」アラームが鳴動します。
④6:00 Inti の照度がMaxになります。
⑤6:10 リズム時計の電波目覚まし時計が鳴動します。
でもね、ここまでやっても、起きれるのはだいたい20%位の確率。
ここまでやってもですよ。信じられます?
もともと朝の覚醒度は人よりもかなり低いのでね、目が覚めたところですぐ眠くなって寝てしまうんです。
そこで、最近導入しているのが、「親に起こしてもらう」というまさかの甘え。
ただ、さすがに大学生にもなって、起こしてもらうのは本当に恥ずかしい。でもね、ここまでの起床システムを構築しながら、5回に4回は2度寝してしまうんだから、もうさすがにそんなこというてられへんかなと。あれなんですよ。やっぱり、脳の神経伝達物質が少ないから、朝の覚醒度がどうしても下がってしまうんです。
今までも起こしてもらうことがありましたが、その場合もだいたい、起きたとしてもまた知らず知らずのうちに布団に入ってしまいます。確実に起きるまで起こしてほしいと何度かお願いしたことがありますが、それは嫌とのことです。それはそうでしょう。
なので、1日あたり50円の手数料で、受けてもらうことにしました。
つまり、最近この5段構えシステムの6段目として、
⑥50円 / 1日 の手数料で親に起こしてもらう
ということを始めました。これが効果てきめんです。
しばらくはこの仕組みで様子を見てみようかなとおもいます!